『葬送のフリーレン』1巻が面白いかどうか、先に結論から言うと――
かなり面白いです。
ただし、よくある「最初からド派手な異世界バトル」や「テンポ重視の俺TUEEE系」を期待すると、少し印象は違うかもしれません。
この作品の魅力は、
“魔王を倒した後”から始まる後日譚ファンタジー
という、かなり珍しい切り口にあります。
実際、小学館公式でも1巻は「魔王を倒した勇者一行の“その後”」「物語は“冒険の終わり”から始まる」と紹介されていて、普通の冒険ファンタジーとは真逆のスタート地点が最大の特徴です。 
つまり『葬送のフリーレン』は、
• 旅の終わり
• 仲間との別れ
• 時間の流れ
• 人の命の短さ
• “もっと知っておけばよかった”という後悔
こうしたテーマを、静かに、でも深く描く作品なんです。
「派手さより余韻」
これが好きな人には、1巻の時点でかなり刺さります。
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葬送のフリーレン1巻のあらすじ【ネタバレ控えめ】
『葬送のフリーレン』は、勇者一行がすでに魔王を倒した後から始まります。
主人公は、長命のエルフの魔法使い・フリーレン。
彼女は勇者ヒンメル、僧侶ハイター、戦士アイゼンと共に10年の冒険を終え、平和になった世界でそれぞれの道を歩みます。
しかし、エルフであるフリーレンにとっての10年は、長い人生のほんの一瞬。
その感覚のズレが、人間の仲間たちとの“時間の重み”を見えにくくしていました。
そして、ある再会と別れをきっかけに、彼女は初めて気づきます。
「私は、人間のことを何も知らなかったのかもしれない」
そこから始まるのが、
“人を知るための旅”。
この導入がとにかく秀逸です。
サンデーうぇぶりの第1話公開ページでも、作品は「魔王を倒した勇者一行。…彼女が“後”の世界で生きること、感じることとは――」と紹介されており、まさに“冒険後の物語”として強い独自性があります。 
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実際に読んだ感想|1巻は“地味”じゃない、むしろ感情に刺さる
正直に言うと、最初は「静かな作品だな」という印象でした。
でも、読み進めるうちに分かります。
この作品、静かなのにめちゃくちゃ感情を揺さぶってくるんです。
1. 「もう終わった冒険」から始まるのが新鮮すぎる
多くのファンタジー作品は、旅立ちや魔王討伐が“始まり”です。
でも『葬送のフリーレン』は、その逆。
“伝説の冒険が終わった後” から始まる。
この時点で、もう設定勝ち。
「その後、英雄たちはどう生きるのか?」という視点が新鮮で、一気に引き込まれます。
2. ヒンメルの存在感がすごい
1巻を読むと、ヒンメルがただの“過去の勇者”じゃないことが分かります。
直接ずっと一緒にいるわけじゃないのに、
回想やフリーレンの記憶の中で、ものすごく存在感がある。
この「もういないのに、ずっといる感じ」が本当に上手い。
読み終わった後に、じわっとヒンメルが好きになる。
これが1巻のすごさです。
3. フェルンとの関係がじんわり良い
新たな旅の相棒として登場するフェルンも、1巻の見どころ。
最初は距離があるのに、少しずつ信頼が育っていく。
この“派手じゃないけど確実に積み上がる関係性”が、作品の空気感にぴったりです。
4. 絵が綺麗で、空気の描き方がうまい
アベツカサ先生の絵は、1巻の時点でかなり魅力的です。
• 静かな景色
• 表情のわずかな変化
• 余白の使い方
• 戦闘シーンの緊張感
特にこの作品は、セリフが多すぎないぶん、
絵と間(ま)で感情を伝える力 がかなり強いです。
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「つまらない」と感じる人の理由は?正直レビュー
もちろん、『葬送のフリーレン』1巻が全員に刺さるわけではありません。
「つまらない」と感じる人がいる理由も、わりとはっきりしています。
1. テンポがゆっくり
最近の人気漫画に多い、
• 1話目から衝撃展開
• すぐ強敵登場
• バズるセリフ連発
みたいな作品と比べると、かなり穏やかです。
そのため、
“刺激の強い展開”を求める人には物足りなく感じる可能性 があります。
2. バトル漫画を期待するとズレる
ファンタジー作品なので戦闘はありますが、
本質はバトルそのものではなく、
• 心の変化
• 喪失
• 再発見
• 時間の重み
こうした内面的なテーマにあります。
だから、
「熱い戦闘メイン!」と思って読むと、最初はズレるかも しれません。
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口コミ・評判まとめ|実際の読者の反応はかなり高評価
読書系レビューサイトでも、『葬送のフリーレン』1巻はかなり好評です。
たとえばレビューでは、
• 「勇者が魔王を倒した“後”のストーリーというのが新鮮」
• 「1巻からぐっと惹き込まれた」
• 「時間の流れ、喪失や再生を感じる」
• 「絵が綺麗でセリフにも含蓄がある」
といった声が見られます。BookLiveのレビューでも「後のストーリーが新鮮」「1巻から惹き込まれた」という評価があり、読書メーターでもアニメきっかけの再読・高評価コメントが確認できます。 
つまり、口コミ傾向としては
• 世界観が新鮮
• 静かなのに泣ける
• アニメから原作に来ても満足
• 1巻時点で続きが気になる
という感じです。
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葬送のフリーレン1巻はこんな人におすすめ
『葬送のフリーレン』1巻は、特にこんな人におすすめです。
• 感動系・余韻が残る漫画が好き
• 王道ファンタジーに少し飽きてきた
• アニメを観て原作も気になっている
• “人との時間”をテーマにした作品が好き
• 静かな作品だけど深い漫画を読みたい
逆に、
• とにかくテンポ重視
• 1話から超バトル連発
• 俺TUEEE・爽快無双が最優先
という人は、最初だけ少し合わない可能性があります。
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1巻の基本情報【購入前チェック】
『葬送のフリーレン』1巻の基本情報はこちらです。
• 作品名:葬送のフリーレン 1
• 原作:山田鐘人
• 作画:アベツカサ
• 出版社:小学館
• 発売日:2020年8月18日
• ページ数:192ページ
• 定価:594円(税込)
小学館公式のコミックスページで確認できます。 
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【結論】葬送のフリーレン1巻は“派手さより余韻”を楽しめる人なら絶対ハマる
最後にまとめると、『葬送のフリーレン』1巻は――
「面白い?」→ はい、かなり面白いです。
ただし、その面白さは
“ド派手”ではなく、“静かに心に残る”タイプ。
• 魔王討伐後から始まる斬新な設定
• ヒンメルとの記憶が刺さる
• フェルンとの旅立ちが温かい
• 絵と空気感がとにかく美しい
• 読後の余韻がすごい
こんな作品を探しているなら、1巻はかなりおすすめです。
「なんでこんなに評価が高いの?」
と思っている人ほど、1巻を読むと納得するはず。
むしろ1巻は、
“派手じゃないのに、気づいたら好きになってる”
そんな不思議な魅力があります。


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